みんなのマイホーム

マイホーム関連の口コミ3317件を掲載中

menu

マイホーム準備マニュアル

  • マイホームを建てる土地の選び方 5つのチェックポイント

     

    マイホームを建てる場合、最初に重要になるのが「どこに建てるのか」です。建てたい家の大まかなイメージは決まっていても、土地が決まらなければ具体的なプランニングは始まりません。逆に言えば一度土地を決めてしまうと、後戻りが難しくなるとも言えるでしょう。つまり、土地選びはマイホームを建てる上で重要なカギとなるものです。

    マイホームを建てる土地を選ぶ際には、どのようなことをチェックする必要があるのでしょうか。ポイントを4つご紹介します。

     

    (1)適正価格かどうかをチェック

     

    理想的な条件の土地ほど、価格は高くなるものです。とは言え、相場を大きく上回っていないかなどについては、あらかじめしっかりと確認しておきたいところです。

    公示価格や路線価などから、検討している付近の土地の地価相場を事前に把握しておきましょう。また実際にたくさんの土地を見て回ることで、近隣の相場感がわかってくるはずです。

     

    (2)土地の面積、形状、地勢をチェック

     

    建てたいと思っているマイホームを建てるのに必要な面積が確保できているのかは基本になります。また、不整形地や傾斜地の場合は建物の形状や間取りを工夫する必要が出てきます。ただし、こうした土地は長方形の土地や平坦地と比べて割安で購入できるという利点もあります。

     

    (3)法規制をチェック

    上の項目に関連するものですが、マイホームを建てる際に注意しておきたいのが「法規制」です。土地の面積を示す「敷地面積(土地面積)」と、実際に住宅を建てられる面積である「建設面積」は異なります。それを左右するのが「建ぺい率」「容積率」というものです。

     

    ・建ぺい率

    建ぺい率は「敷地面積に対して建築面積の割合(敷地面積 × 建ぺい率 = 建築面積)」を表し、「火災時の延焼を抑える」「スペース(空き地)を設けて風や光を通す」ことを目的とした制限です。

    土地は、基本的に「用途地域」と呼ばれる「何を建てるための場所か」の区分に分けられています。選んだ土地がどの区分に入るかによって建ぺい率や容積率が異なってくるのです。

     

    ・容積率

    住宅を建てる際には、容積率という制限も重用になります。こちらは「敷地面積に対する建物の延床面積の割合」を指します。ただ各階の床面積の割合や階数を制限するものではありません。

     

    例えば、「建築面積が100㎡で容積率が200%の場合」は以下のような建て方をすることができます。

     

    ・1階が100㎡、2階が100㎡

    ・1階が100㎡、2階が50㎡、3階が50㎡

     

    他にも土地や地域によって条件が加わることがありますので、事前に市役所に問い合わせるのも良いでしょう。

     

    (4)周辺環境をチェック

     

    周辺にどんな建物や施設があるのかや緑の豊かさなどは、入居後の生活の利便性や快適さに大きく関わってきます。

    近隣に悪臭や騒音を発する施設等がないか、周辺の治安の良さはどうなのかといった点についても確認しておきましょう。

     

    (5)交通条件をチェック

     

    最寄りの駅やバス停までの距離や、運行状況なども生活の利便性を左右します。通勤や通学に使用などに不自由なく利用できるかどうかを検討しておくのが望ましいでしょう。

     

     

    土地選びの際にチェックしておきたいポイントを5つご紹介しました。

    ただ、理想的な土地というのはなかなか見つからないものです。また、似たような条件の土地はあったとしても、まったく同じ土地というのは一つとしてありません。

    土地選びにあたっては、あらかじめ優先順位を決めておいて、ある程度満足のできる土地と出会えたときにはスピーディーに決断できるよう準備なさっておくことをおすすめします。