今から二年ほど前の3月に念願のマイホームを建てることができました。
結婚して20年が経ち、それまでは妻の実家に同居(いわゆるマスオさん状態)を
していたのですが、長女が中学への入学にあたりさすがに勉強部屋が必要となりその下には3つ違いでやはり女の子の次女も控えていたので思い切ってマイホームを建てることにしました。
前述のように私と妻と娘二人の4人家族なので4LDKくらいの家を建てるべくまずはインターネット上で情報を集めることにしました。
もちろん家を建てるにあたっては土地がなければ話しにならないのでまずは土地探しからスタートしました。
子供の学区が変わらないことが大前提だったので現住所の近隣で土地を探し、都合よく区画整理地で四人家族には程よい約56坪の土地が見つかり契約をしました。
土地代に関しては親の援助も若干あり、それまでの同居暮らしで節約した貯金もあわせてキャッシュでの購入が出来ました。
土地と並行して建築メーカーの検討もしていたのですが、地元の大型住宅展示場に行ってモデルハウスを見てもなかなかピンとこないものです。
そもそも住宅展示用にあるモデルハウスはどこも大きすぎてあまり現実的ではありません。
それでもと思いすこし家の感じが好みのメーカーをのぞきアンケートに答えたりしたら、もうその翌日には自宅に営業にこられてしまい、まだ事情を良く把握していなかった義父は怒ってしまう始末です。
住宅展示場などを持つ大手ハウスメーカーにももちろん良さはあるのだと思いますが自分としては有名な名前ではなく地元で小さくてもわがままを聞いてくれる工務店が合うのかなと考えました。
運よく隣街で少人数で運営する小さな工務店と縁がありそちらの話しを聞いて自分の理想をかなえてくれそうだったので契約をしました。
家を建てるにあたって自分のこだわりは屋根は切妻型、外壁は塗り壁、室内の断熱性と耐震性に優れた家にしたかったのです。
契約した工務店さんはこれらの条件をすべてクリアした設計をしてくれました。
予算的にはややオーバーかなというくらいでしたが許容範囲でしたのでそれで進めて行きました。
着工して3月には引越しを終えるつもりでいたのですが予想外の出来事がありました、キッチンやトイレなどの水周り製品を作っているメーカーの新潟の下請け工場が大雪の影響で屋根がつぶれて操業が一時止まってしまい、納品が遅れてしまうとのこと。
さすがにキッチンとトイレがない家に入居するわけにもいかず3月末での入居は叶わず4月の初旬にずれ込みました。
最後は少しバタバタしたもののなんとか子供達の新学期にも間に合い無事に新居に引っ越すことができました。
はやいもので2年半の時日が過ぎて行きました。
新居に来たときは中学に入学したばかりだった長女も現在は中学三年生の受験生です。
思い返せば長女の勉強部屋を作る必要性に駆られて新築を決意したのですが。
意外にも長女は自分の部屋は寝るだけで勉強はリビングですることのほうが多いようです、これは次女も同じ傾向があります。
1階リビングはインテリアにもこだわった家の中で一番居心地の良い場所です。
家族全員がソファを中心に長居してしまうのもある意味仕方ないのかもしれませんしこの家が良い家だという証明のような気もします。