よく「夢を買う」と言われますが、資金には限りがあるもの。 なので「夢を削る」作業だったように思います。だからこそこだわる箇所とそうでない箇所を吟味しました。
まずは、基本構造を直方体の総二階とし根本的な工事費を抑え、内装に重きを置きました。
ひとつは、二階にキッチンを配置して、15畳のリビングダイニングキッチンとし、ほぼ全ての内壁・天井に「呼吸する壁 モリス」というドイツの内壁材を使いました。
これは漆喰・土壁同様に湿度管理をしてくれるもので、現在は国内メーカーでも同じような建材を出しているようです。
サッシも全てペアガラス仕様なので、このモリスとの相乗効果で結露は一切ありません。
当時の流行りだったオール電化も取り入れましたが、「電気」ということを考えると、現状としてはあまり良くはないです。
その他、全館空調システムも取り入れたおかげで、玄関に入ると「暖かい」「涼しい」気温差のない心地よい空間です。